2024.09.17

ハマヤクサイエンス研究会第3回学術発表会開催~研究の成果はわたしたちの成長の証

2024年8月24日、横浜薬科大学主催の「ハマヤクサイエンス研究会第3回学術発表会~自然科学への探究・研究(タンケン)~」が開催されました。今回は関東圏だけでなく広島県や兵庫県からのエントリーもあり、前年の2倍である60組もの高校生研究グループが集まり、各々の研究の成果を発表しました。 回を重ねるごとに幅広い分野の発表が増え、前回の続報としてさらなる進展をみせる研究も見られました。発表会は大いに盛り上がり、参加者同士で熱い議論が交わされる場となりました。

今回、最優秀賞を受賞したのは神奈川大学附属中・高等学校の研究「手作りミネラルファンデーションの紫外線強度測定」。酸化チタンや酸化亜鉛を配合して作った化粧品の効果を調べました。
発表チームを代表して山田結々さん、幸田茉花さん、おめでとうございます!


そして今年もまた当サイトからも「サイエンス学びラボ賞」を出させて頂きました。 オオイタサンショウウオの発生段階を調べた広尾学園高等学校の新明結さん。
研究タイトル「Developmental stages of Hynobius dunni ~From data collection to completion~」
受賞おめでとうございます!


様々な出会いと交流が生まれたハマヤクサイエンス研究会第3回学術発表会。全59題の各発表内容をそれぞれご紹介します。

またこの日はシンポジウムとして横浜薬科大学の研究室から「アルツハイマー型認知症モデルにおける神経障害の放射線による抑制について」「ジペプチドTyr-Proの脳内における機能性の実証」「匂いの科学と商品開発」の3題の発表があり、大学で行われている薬学研究の幅広い可能性に満ちた発表内容、参加者も熱心に聞き入っていました。 ゲストに株式会社資生堂のブランド価値開発研究所の久木友花氏を招き「企業で研究するということ ~化粧品開発と安全性研究」と題した特別講演も行われました。特に化粧品メーカーへの関心を持つ女子生徒は多く、実際の研究の仕事にまつわる話をきける貴重な機会となりました。

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